ヘアケアの基礎知識 ヘアケア<入門編>

髪のダメージ、その原因

毛髪はなぜ生えている?

もともと、人間の祖先である類人猿には全身に毛が生えていました。しかし今では、不必要な部分は退化し、重要で弱い部分のみが残っています。その中で毛髪は、外的衝撃からの保護、保温が主な役割です。毛の根元付近に知覚神経があり、弱い刺激にも反応する感覚器としての役割や、体内に必要のない重金属を毛髪中に取り入れ、体外に出す役割もあります。さらに、現代人においては見た目という装飾的役割も、大きいウェイトをしめています。

毛髪の構造

髪の断面図毛髪は、外側からキューティクル(毛小皮)、コルテックス(毛皮質)、メデュラ(毛髄質)の3つの層からなっています。 キューティクルは、毛髪の表面を覆っているウロコ状の部分で竹の子の皮のように重なって、毛髪内部を保護しています。このキューティクルが剥れると、内部の水分、タンパク質が流出しダメージの原因になります。

コルテックスは、ケラチンというタンパク質が主成分で、毛髪の80~90%をしめています。またコルテックスは、メラニン色素を含む部分で、その量により毛髪の色が決まります。メデュラは、毛髪の中心部にあり、空洞が多く、メラニン色素を含んでいます。毛髪により空洞が少なく繋がっているもの、ところどころ切れているもの、全くないものとあり、太い毛髪ほどメデュラの量が多く、細い毛髪ほど少なくなります。

ヘアサイクル(毛周期)

ヘアサイクルには次のような過程があります。最初の4~6年は成長期、その後、抜ける準備の退化期が1~1.5ヵ月、休止期として4~5ヶ月で自然に抜けます。休止期の終盤になると古い毛髪を脱毛させ、新しい毛髪ができる発生期が始まります。 ヘアサイクルは性別によって異なり、日本人の場合、1周期が女性で4~6年、男性は3~5年と言われています。

髪のダメージ、その原因

ヘアカラーやブリーチは、2剤に含まれている酸化剤である過酸化水素が、1剤に含まれているアルカリ剤によって分解され発生した酸素がカラー剤を発色させたり毛髪を脱色させたりします。過量の過酸化水素は、毛髪内部のシスチン結合に強い酸化反応を与え、システイン酸に変化させます。それが髪のダメージ(毛髪強度の低下、パサつき感)の原因です。その他にも、塗布時のコーミングによる摩擦や洗髪時の髪どうしのこすれ合いは、キューティクルがはがれたり、コルテックスが露出したりするなどのダメージにつながります。

健康な髪と傷んだ髪、どこが違う?

健康な髪   ヘアカラー・ブリーチで傷んだ髪

ヘアカラー・ブリーチによって髪が傷むと、キューティクルがめくれ上がり、ゴワついたりパサついたりする手ざわりに。

キューティクルで剥がれた状態   ヘアカラー・ブリーチ使用時の長時間放置で傷んだ髪   ヘアカラー・ブリーチの連続使用で傷んだ髪      ブリーチ直後のヘアカラーで傷んだ髪

なるべく傷まないようにカラーリング・ブリーチするには

ヘアカラー・ブリーチ共に、傷みを抑えるには次のことに気をつけてください 。

カラーリング後のケア

  • 酸性タイプのヘアケア剤を使う
    ヘアカラー・ブリーチ使用後は、薬剤のアルカリ成分により、通常は弱酸性である髪がアルカリ性に傾いています。そのままにしておくと髪のダメージに。酸性タイプのヘアケア剤を使用することで、髪に残っているアルカリ成分が中和され、早く通常のpHに戻すことができます。

その他

  • 酸性タイプのヘアケア剤を使う
    すすぎ時には、薬剤をしっかり洗い落としてください。髪をこすりあわせないようにやさしく洗い流しましょう。
  • 仕上げ時に、必要以上にドライヤーの熱をかけたり、コーミングしないようにしてください。

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